自作パソコン 作成マニュアル
自作パソコンのパーツについてと組み立てについて書いていきます。
- パーツ選び・購入
- 必要パーツ一覧
- 組み立て
- BIOS設定・OSインストール
1.パーツ選び・購入
自作パソコンを作るうえで必要なパーツは以下の通りです。
おおまかにはこれぐらいです。
CPUについて
パソコンにおいて処理を担うパーツです。CPUはCentral Processing Unitで中央処理装置といいます。
パソコンのスペックにおいてこのパーツの性能を上げることで処理速度を大幅に上げることができます。
人間で例えると脳に当たる部分です。
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GPUについて
パソコンにおいてグラフィックを担うパーツです。GPUはGrafical Processing Unitといいます。(このパーツは取り付けなくてもパソコンは正常に不自由なく使えます。)
主にゲーミングパソコンなどを作る際にとりつけることが多いです。
CPUにGPUが搭載されているものあります。
グラフィックボードというパーツを取り付けてそこからHDMIやDisplayPort(出力の規格)を通して画面出力します。
人間で例えると目です。視力がいいと遠くまで見えるようにこのパーツをつけるとゲームなどで描画される深さが変わってきます。
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メモリ
パソコンにおいて処理を担うパーツです。
CPUと一緒に処理を担当します。このパーツの容量を大きくすることで処理速度を早くできます。大体のノートPCでは8GBぐらいです。
ユーザーが使用する用途によりますが最低でも8GB以上はあったほうがいいと思います。ソフトは使用環境の条件に一定以上の性能を求めるので余裕を持ったメモリの大きさを確保しましょう。
人間で例えると、机の大きさです。どんなに計算の早い人がいても(CPUが高性能)、机の広さが小さいと作業が遅れます。十分な机の広さを確保することで作業が早くなるようにメモリの大きさも十分な大きさを確保することで処理が早くなります。
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パソコンにおいて母なる大地です。
注意するポイントはCPUとの互換性です。マザボにはチップセットといってパーツがありこのチップセットに対応したCPU選びをしなければなりません。とりつけたいCPUを決めて対応できるマザボを選ぶことをお勧めします。
人間で例えると、えー、身体全体です。いろいろな感覚器官から入ってくる情報を脳に送りまた脳からくる信号を各感覚器官に渡す役割を担うように様々なインターフェース(USBやHDMI、イーサネット)からくる信号をさまざまなパーツに送る基盤です。
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ストレージ
ストレージは大きく分けると2種類あります。
SSDとHDDの2つです。
SSDは読み書きがかなり高速で比較的高価です。
HDDは読み書きが遅く、比較的安価です。
おすすめはOSやソフトをSSDに、HDDに画像、音楽、書類などのデータを格納するハイブリッドなPCを作ることです。
たとえると引き出しと押し入れです。普段使う文房具や紙は引き出しに布団や写真アルバムを押し入れに入れるように収納の広さと取り出しやすさを意識しましょう。
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CDやDVDを読み書きするためのパーツです。自作パソコンではだいたいの場合、ドライバーはDVD(マザボと同封の場合が多い)からインストールするので用意しておきましょう。
人間で例えると口とかでいいです。
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電源ユニット
すべてのパーツに電力を供給するパーツです。
パソコンをハイスペックにしたい場合はこのパーツのワット数を大きくする必要があります。そうでなければ電力が足りず正常にパソコンが動作しないことがあります。
人間で例えると内臓かな、うん。
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PCケース
自分の部屋をみわたしてください。
見渡した空間にまっちしたものを選ぶとよいです。なかには、スケルトンになっていて内部の構造が見えるものもあります。
人間で例えると服装です。大体はスーツみたいなやつが市場には多いですが中にはドレスみたいなものもあります。
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ケーブル類
多くのパーツはSerialATAという規格のケーブルで接続されます。(SSDでM.2という規格でケーブルではありませんがマザボに固定するタイプもあります)
パーツが増えると同梱されている数本のケーブルでは足りなくなる場合があるのでSATAケーブルをポチっておきましょう。
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2.組み立て
この順番で組み立てるとスムーズにきれいな仕上がりになると思います。
CPUの取り付け
- マザボのCPU取り付け部のピンを外しカバーを外します。
- CPUを正しい向きで取り付ける。
- ピンを下ろし固定します。
- 同梱、または別売りのCPUクーラーを取り付ける。(四つ角の留め金をカチッと音がするまで押し込む)
- CPUファンのケーブルをマザーボードに配線する。
注意)CPUの向きは印字されている矢印で合わせます。
コツ)CPUファン自体に向きはないので配線がきれいな向きになるように取り付けましょう。
メモリの取り付け
- マザーボードのメモリスロットの両端の留め具を開きます。
- 向きを合わせて留め具が締まるまで押し込む。
注意)向きはメモリの半月上の穴とスロット側の山になっている部分で決まります。
コツ)結構強めに押さないとカチッとならない。
マザーボードをPCケースに固定
注意)1の工程のパネルをPCケースに取り付ける際ちゃんと取り付けてなくねじを外してやり直すというミスが起こりがちなのでしっかりはまったのを確認しましょう。またねじはあまり強く締めすぎると基盤にダメージが加わることもあるので恋人を抱きしめる程度の力で締めましょう。
ストレージ(HDD・SSD)をPCケースに固定
- PCケースによりますがマウンターがある場合はそれに取り付けて差し込みます。
- マウンターがない場合、ねじで固定するのでねじ穴にあったねじで締めるようにしましょう。
注意)特にありません。
光学ドライブの取り付け
注意)特にありません。
電源ユニットの取り付け
- PCケースに電源ユニットを取り付けてねじで固定します。
注意)特にありません
配線
配線のコツはまずすべてのケーブルをPCケースのマザーボードがない裏側にもっていって、マザーボード接続部の一番近い穴から出すとよいです。そうすれば、スケルトンのカバーにしたときにきれいな内部が見えるので仕上がりがとても良いです。
また、結束バンドを用いるとより配線を美しく見せることができます。
3.BIOS設定・OSインストール
認識されていない場合があるのでこの手順はPCケースを閉じる前に行うとよいです。
5の各種設定ではお好みに合わせて設定するとよいですが、CPUのオーバークロックの設定など無知なままでしてしまうと故障を招くのであまり触らないでデフォルトのままが賢明でしょう。
続いてOSインストールですがここではWindowsを紹介します。
- PCの電源を切る。
- WindowsのUSBを挿す。
- PCの電源を入れる。
- あとはよきに計らえば難なくインストールできます。
インストールした後はマザボに入っているDVDでドライバをインストールしてください。
インストール後、ネットにつないでください。
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以上で終了です。